民主党は、党員参加の代表戦から出直すべき
衆議院選挙が終わりました。今回ほど、盛り下がった選挙は初めてでした。
投票率をみれば多くのひとも感じていたようです。
なぜ盛り上がらなかったかといえば、自民党に対抗できる勢力がいなかったからに尽きます。本来なら、政権を経験したことのある民主党が切り込んでくるべきでしたけど、準備不足だったようです。
総選挙が発表になってから、やる意味がないのに、大義がないとよく聞きました。
この言葉は、つまり、(自民党と公明党の連立でいいのに)やる意味がない。(自民党と公明党の政策で問題がないから)大義がないと聞こえました。
特に、安倍首相と仲の悪い朝日新聞のデジタル版でも、大義がないというフレーズが聞こえてきたのは、朝日新聞から安倍首相への間接的なエールなのかと思ったほどです。
国民の声をダイレクトに政治に反映させることができるのは選挙しかなく、
そもそも、やる価値のない選挙なんてありません。
「国民の声を聞く必要がない」つまり「国民なんて関係ない」とよく言えるなぁと思って見ていました。
そして、いつ選挙をするかに限らず、自分たちの政策をまとめていないのは政権を狙う野党とはいえません。政策をまとめていない、そして、選挙を喜ばない野党は、小選挙区制においては存在の価値がないのです。
逆に、共産党の志位委員長のワクワクした顔つきは、印象的でした。今回の躍進も、納得がいきます。
普段、報道を通してみる政治と、選挙と通してみる政治には違いがあるようですね。
うちわ問題の松島元大臣も、ワイン問題の小渕元大臣も当選してしまいました。
逆に、さんざん吠えていた元みんなの党の渡辺代表は負けてしまいました。
TPP反対派のはずの西川農水大臣が民主党候補に200票差で負けたのも印象的。
今後、民主党は自主再建派と野党再編派に分かれて、協議を重ねるそうですね。
民主党の悪いところは、意見の分かれている党内をまとめきれないことです。
だから政策も決まらない。
民主党でも、党員の声を聞く選挙が必要なのだと思います。
Yahoo!ニュース - 海江田代表が辞任表明=民主【14衆院選】 (時事通信)
野党再編を狙うなら、代表選に党員の参加は必須だと思う。
2014/12/15 21:23
おわり。