ハロウィンではなくてコスプレ祭り
昨年の2014年からハロウィンに対する熱気が高まったと思います。
今年のハロウィンも渋谷は大変な混雑になりました。
「なぜハロウィンがこんなに人気になったのか」という点について、いろんな意見を目にしましたが、自分と同じ意見のひとはいませんでした。
僕はハロウィンはハロウィンが目的ではなくて、コスプレが目的ではないかと考えています。
コミケでのコスプレが人気になるにつれ、多くの人がコスプレを体験したくなったのではないでしょうか?
しかし、コミケで披露する場合、高いクオリティが求められます。
ダサいコスプレはバカにされかねないからです。
でも、ハロウィンのコスプレは、「クオリティ」よりも「たのしさ」が重視されている雰囲気があります。
そこで、楽しくコスプレしたい層が、ハロウィンというイベントを利用したのではないかと思うのです。
コスプレ欲が高まっていて、出口を探していたということです。
従って、ハロウィンが終わっても「コスプレ祭り」は終わらず、12月のクリスマス、年末の忘年会でも、コスプレを楽しむ人たちがでてくると思います。
京都大学の卒業式を真似して、卒業式にコスプレを楽しむ人がでてくるかもしれません。
また、この「キャラクターで楽しさを表現する」という行為は、日常的に使っているだろうと思われるLINEのスタンプの影響もあるかもしれないと考えています。
日常的に感情を「絵」で表現することに慣れてしまってますから、それと同じで、自分の言葉で語るだけではつまらなくて、イメージで伝えようとしているのかも。
日本のハロウィンは世界中の人を魅了しているようですから、観光資源として活用すべきですね。